家庭での算数
入試においては、配点の高い算数と国語で失敗したらアウト。
今回も算数
算数を家庭でどう学習するか?これが合格の決め手となるのではないでしょうか。
我が家では算数を3つに区分しました。
・計算
・図形(面積・体積・角度等)
・文章題(つるかめ算・植木算等)
計算については、前回述べました。
毎朝、四谷大塚の「予習シリーズ計算」をやったことです。
さて、図形と文章題ですが、
我が息子は、個別指導塾に行ってましたので
「塾で教わること」と「家庭で進められること」
を分けて取り組みました。
文章題は、はっきり言って、大人でも難しい。
解法を知っていなければならないし、それを親が指導するのは困難です。
よって、文章題は個別塾に任せました。
では、図形はどうか?
Gmarchの中学受験の図形問題は、我々40歳代の世代にとって、公立高校の入試問題レベルだと思います。
なので、そこそこの高校に入学された親なら、図形は解くことができるし、教えることもできる。(ほとんど忘れているので、解説読みながらですが。)
そこで、我が家では図形は図形は毎晩家で数問解くことにしました。
どんな問題が良いかですが、
10月からの本気モードでしたので、時間がありません。
基礎と入試対策の二本立てで進めました。
〈基礎を身に着けるため〉「ベストチェック」と「でる順」
「ベストチェック」は図形問題部分のみです。
「出る順」は解けない問題もあります。
すごくレベルの高い問題がありますので、それは飛ばしてやりました。
〈入試対策(実践対策)〉過去問です。
過去問は、Gmarchからやっても解けませんので、成蹊中学や日大二中から始めます。
この2校は結構良問で構成されているので、試験対策としてスタートしていく初期段階(我が家では11月中旬まで)では、とても効果的でした。
また、過去問で間違えた問題だけはコピーして何度もやらせました。
個別指導塾からは、
「本命の過去問は直前までさせないでほしい、1月になってからやらせる」と言われていたので本命に似たような他校の問題を見つけてやらせていました。
立体図形(体積)
立体図形の体積を求める問題は、必ず出題されますね。
我が家の息子は、超苦手でした。なぜ苦手なのか、、、、親としても原因がわからなかったのですが、ある時気づきました。
「立体がイメージできないんだと!」
平面▲を360° 1回転させると、何になるのか?
そしてその立体の名称は何なのか?
こちらとしては、当然わかるだろ!って事が、小学生にはわかっていなかったですね。
そこで、我が家では写真の道具を買って
「これが円柱」「これが円錐」って立体そのものを目でみせることにしました。
それを食事のテーブルにおいて、図形が頭にインプットされるようにしました。
立体図形や平面図形の対策については、またの機会とします。
が、子供には「口で説明するよりも目で見せる」ことが大切ですね。
(大人もそうですけど。)
毎朝の計算問題
毎朝、計算と漢字の勉強をすることは、とても大事ですよね。
我が家では、個別指導塾から薦められて四谷大塚の計算を毎朝やりました。
一日1ページです。
四谷大塚に通っているお子さんは、毎日やっているものです。
これからの時期だと「下」が丁度良いでしょうね。
この夏休みから、基礎作りをもう一回やるというなら「上」をやるというのも有りだと思いますが、夏休み中に終わらすことは、結構ハードです。
「上」は、5年2月~6年夏休み前までの毎日1Pやるようにできていますから。
仮に40日でやるとしたら、毎日4Pはやっていかないといけないですね。
(本来は、一週間で8P。「上」は、20週分ですので160日分あります。)
四谷大塚では、9月から「下」をやることになっています。
この「計算」は、とても良問ばかりです。
文章題や図形も、朝に解くには良問です。変な奇問はないので。
でも、我が家ではこれを始めたのは10月以降です。
「下」を終えるのに、入試直前までかかりました。
何といっても、息子が朝起きない。
毎朝5時45分に起きて、漢字と計算をやると約束しても3日も続かない。そんなことの繰り返しでした。
親としては、かなり根気が要りますね。
もちろん、たまには「受験なんでやめちまえ~」と爆発しましたが。
大手塾に通う子との比較
我が家の息子(長男)は、5年生の時に大手塾をドロップしました。
次男(4年生)は、長男とは異なる大手塾に入塾。小3の2月から、まだ頑張って通ってます。
ちなみに一番下のクラスからスタートして、先日の組み分けテストで一つ上がりました。
でも、このあたりのクラス(成績)だと、早慶以上は無理ってレベルだと思います。
が、こつこつ4年生から塾に行っていれば、gmarchレベルまたは、それ以上の付属ではない進学校は合格するんだろうな。って思います。
なぜなら、
例えば算数は、解いてる問題がすごいですね。一番下のクラス、または真中のクラスでも良質の難しい問題を解いてます。
はっきり言って、長男が6年生で解き始めた問題を大手塾では4年生で解いているんですよね。
だから、次男については「上のクラスに行け!」とは言わずに、とりあえず塾を続けることに気をつけています。
週3回、大手塾の問題解いていれば、6年生になった時にとても楽だろうな~、と思います。
このまま、続けばですけどね。男の子は、そこが難しいんですよね。
理科の勉強方法
理科
おそらく大手塾では、すばらしいテキストで体系的に教えているんだと思いますが、大手塾をドロップした我が家の息子のような子に理科をどう勉強させるか?
親として困るのは、理科はどう勉強したら良いのかわからないんです。
なぜなら、過去問を見ると、市販教材やっても解けないから。
理科の試験問題って、試験問題と市販の教材が同じような形式でないんです。
それで、あの教材もダメだ、使えない、これをやってもgmarchには足りない。。。
なんて、困ってしまうんです。
そこで我が家でやった教材ですが、「基礎ドリ」(文英堂)です。
これは、中学でいうところの化学や生物というカテゴリー毎に別冊となっています。
まず、これを4~5回やりました。受験に必要な理科の基礎知識が身に付きます。
これを11月~12月で完璧にして、その後、gmarchより簡単で、基本的な問題を出している日大二中や成蹊中学の過去問を抜粋して解きました。
1月からは、gmarchの過去問です。
我が家の理科は、これでおしまい。
受験において、理科は最低ラインで良いと腹をくくりました。
理科って、学校や受験年度によっては、対策しても解けない「奇問」が結構あるので、基本的な問題だけ解いて、最低ラインを確保するという”戦略”を取りました。
一点でも多く採りたい!少し難しい問題でも点を採りたい!という誘惑に日々駆られるので、かなり勇気が要ります。
でも、元々勉強始めたのが夏過ぎの子が、大手塾に通って、やり切れる子と同じレベルを求めても仕方ないと。
メリハリが大切かな。って。。。。
でも、不安でしたけど。正直。
過去問をどれだけ買っておくか
過去問は、志望校分だけでは足りないですね。
過去問は、志望校分の一冊があれば十分!だと思っていませんか?
当初、わたしがそうでした。
でも、後悔しました。
前回、「gmarchレベルの漢字は同じような問題が出る」と言いましたが、過去問を手に入れなければ対策ができません。
また、
受験直前には、当初考えてもいなかった学校の受験を考えます。
「第一志望落ちたらどうしよう」
「滑り止めのあそこじゃ、可哀そうだ」
なんて、考え始めます。
そうなると、第一志望と同レベルや少し下の学校の試験対策が必要になってきます。
また、直前まで我が家は知らなかったですが、
大体同じレベルの学校は都内だと全校2月1日が受験日。
私立大学みたいに、何校も受けれるんじゃないんですよね。
2月1日に落ちた場合、同じ学校の2回目、3回目もありますが、これは2月1日より難度が上がります。2月1日に早慶を第一志望受験した子が滑り止めに2月2〜5日にgmarchを受けるので。
となると、
・2月1日の受験校をどうするか?
・2月2日とか3日の第2回目はどこを受けるか?
・第一志望を2回、3回受けるのか?
・2月2日や3日は、少し下の学校の2回目を受けておくのか?
とか、考え始めます。
12月までは、第一志望が固まっていたのに年が明けて変わってきたりします
なので、過去問は早めに、多くの学校について買っておいたほうが良いです。直前だと、無くなる場合がありますので。
また、
ここがポイントですが、
古い過去問(例えば平成25年度版等)も必要になります。
よく、過去問10年分解きました!なんてありますが、1冊で10年分はないです。
そこで、古い過去問を買うことになります。
もちろん、大手塾に通っているお子さんなら塾が用意してくれるでしょうが、我が家のような環境では自分で用意するしかありませんでした。
写真のように、中央付属中学は3年分~4年分しか掲載されていません。
それに、古い過去問は受験直前の1月には、志望校対策としてやっておくべきでしょう。
やっぱり、学校によって傾向がはっきりしているので、何年分もやっておくと安心します。
私はアマゾンで古い過去問を買いましたが、
直前になると、とても高くなります。
そうですよね!こっちは、少し高くても買いますから。数年前の過去問は絶版しているので、中古品しかないですから。一日でも早く、過去問解きたいし。
ですので、志望校については、この時期から古い過去問も購入しておくべきでしょう。
受験が終われば、売れますし。
なお、我が家では受験の想い出と、次男(小4)の受験に備えて売らずに保管してあります。
漢字:3ヶ月受験
大手の塾(サピックスや日能研等)に通って、順調についていけるお子さんって本当
にすごいと思います。
我が家の息子は、4年生の2月から●●ゼミナールに入りましたが、2クラス中の下のクラスにいました。が、ついていけずに5年の夏でやめました。
途中で塾をやめてしまう子供って、結構いるんじゃないかと思うんです。
そういう場合は、親がある程度教えてあげないといけないのですが、
親としてはどんな教材を使ったら良いのか、わからない。
自分は中学受験してないし。市販の教材は、たくさんあるし。
まずは、漢字です。
漢字は、どの学校でも出題されます。そして、やれば点数を取れる。国語、と言いますか、受験においては必ず点数が採れる項目としてそれなりの時間を割かないといけないですね。
我が家では、
学研教育出版の「最重要問題」をやってました。なんと11月から。。。
でも、本来は夏休みには終わらせたいですね。なぜなら、秋から冬には志望校対策の漢字をしたいからです。
明治・立教・青山学院・法政・中央+学習院クラスだと、同じような漢字が出題されます。
なお、慶応や早稲田は大人でも書けない漢字が主題されるので、早慶以上を目指すお子さんは、特別な対策が必要だと思います。(我が家には関係ありませんでしたが。)
漢字を勉強する時間は、いつが良いのでしょうか?
子供は、どうしても朝が弱くて、朝の寝起きから算数をやれと言っても難しいでしょうし、子供もシンドクなって受験勉強が続かないかと。
ですので、
我が家では朝一番の勉強を漢字にしました。
また、夜には同じ出版社の[言葉]もやりました。[言葉]も本来は、夏で終わらせたいですね。
とは言っても、我が家はこれも11月から始めましたが。
この両教材を11月に徹底的にやりました。
特に、漢字は12月以降、できない問題だけをエクセルに転記して効率よく漢字をやりました。
上述のように 明治・立教・青山学院・法政・中央+学習院クラスだと、同じような漢字が出題されます。
そのため、これがしんどかったんですが、私が
これら中学の過去問題集から、漢字だけを抜き出しました。
それをエクセルに転記して、志望校対策として活用しました。
各校の過去問を3〜7年を解いて分かったのは、本当に同じ問題がでます。
志望校対策としては、とっても良かったです。
明治と中央は、姉妹校もやりました。
レベルとしては、公立高校の受験レベルでしょうか。大人になっても使う漢字ですね。(早慶は、大人が使うことはないレベルの漢字がでますが。)
但し、青山と立教の漢字は癖があって、同じgmarchでも傾向が異なりますね。
私の土日は潰れました。土日は朝から、過去問数冊から漢字を抜き出してエクセルに転記。でも漢字だけだと、解きづらいので前後の文章を考えたりしながら。国語辞典を使いながら。。。早朝から始めて、17時くらいまで。
相当、イライラも溜まります。
なんで、父親がここまでする必要があるんだと!
受験が終わるまで、毎日がこのよう感情と、
子供のためにもう少し頑張ってみよう!
という感情の繰り返しでしたね。